サヴェリエフ・イゴリ

ロシアのサンクト・ペテルブルグ生まれです。サンクト・ペテルブルグ国立大学東洋学部では、はじめて日本語を学びまし た。そのころ、まだ日本語を勉強すること自体が非常に珍しかったです。現在、故郷のサンクト・ペテルブルグ市には、トヨタ自動車、三菱自動車、日産自動車 などの工場があり、地下鉄の電車の中でも「トヨタに働きにきて下さい」とうチラシが貼ってあります。

大学卒業後、同大学の大学院を修了し、名古屋大学大学院国際開発研究科の博士後期課程を受け、数年後、学術博士号を取得 しました。現在、国際開発研究科において、「人の移動と異文化理解」というプログラムで歴史学と文化人類学を中心とする授業を担当し、教養教育院で母語の ロシア語の授業を担当しています。

ロシアは隣国ですので、経済・文化交流がますます深まっています。お互いの言語・文化を知ることが大変貴重なことだと思います。ロシアの大きな大学 のほとんどでは、日本語学科・講座があり、日本の文化・歴史・言語に関する関心が非常に高いです。みなさんも、是非ロシア語の基礎知識を取得してみて、ロ シアという国やその文化について調べて、旅行もしてみてください。いろいろな貴重な発見が必ずあると思います。